「忙しくても資格を取りたい」「自分に合った学習スタイルを見つけたい」——
私がそう考えたのは28歳の時でした。営業職として日々忙殺されながらも、将来のキャリアや転職に備えてファイナンシャルプランナー(FP)の勉強を始めたのです。
その時、迷ったのが「通信講座とオンラインスクール、どちらを選ぶべきか?」ということでした。
この記事では、実際に体験し感じた違いを交えながら、両者の学び方を詳しく比較していきます。
通信講座の魅力と私の実体験
通信講座の最大の魅力は、何と言っても「自由度」です。FP2級の勉強を始めた頃、営業の繁忙期で帰宅はいつも21時近く。それでもテキストと問題集さえあれば、通勤電車や休日の隙間時間を活用して学べたのはありがたかったです。添削も郵送ではなくWEB提出が可能で、返信には数日かかるものの、ひとりでじっくり進めたい私にはちょうど良い距離感でした。
オンラインスクールの特徴ともうひとつの選択肢
一方、別の資格ではオンラインスクールを利用しました。Zoomを使ったライブ授業では、講師の説明を「今この瞬間」に直接聞け、チャットで気軽に質問もできます。同じ講座を受ける仲間とSNSのような雰囲気で情報交換できたのも大きな支えです。仕事が定時で終わる日や、まとまった勉強時間が取れる週末には、リアルタイム授業が良い刺激となりました。ただ、授業時間が決まっているため、営業の都合で予定が読めない時期は少し苦労する面もありました。
通信講座とオンラインスクールの違いを整理してみた
私の経験を元に、両者の違いをシンプルにまとめると以下の通りです。
項目 | 通信講座 | オンラインスクール |
---|---|---|
学習ペース | 自分次第 | 授業時間に合わせる必要がある |
質問対応 | 添削やメールで対応 | チャットやその場で講師が返答 |
仲間との交流 | 基本的になし | フォーラムやSNSで活発 |
合格までの道筋 | コツコツ型 | モチベーション維持がしやすい |
私なりの結論と選び方のコツ
私が感じたのは、「自分のペースで進めたいなら通信講座、学ぶ空気感や仲間との交流が欲しいならオンラインスクール」ということです。段階に合わせて使い分けるのが良いと感じました。生活スタイルや仕事の忙しさに合わせて、どちらが自分に合っているかで判断するのがおすすめです。
おわりに
学び方に正解はありません。しかし、働きながら学ぶのは思っている以上にエネルギーを要します。だからこそ、自分に負担をかけずに続けられるスタイルを見つけることが大切です。営業の合間を縫って資格を目指す方や、「いつか転職に活かせる知識を得たい」と考える社会人の皆さんに、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。