仕事に直結する知識を深めたいと思い、勉強を始めたものの、どうしても気になるのは「お金」と「時間」です。資格試験は、意外と受験料や教材費がかかるもの。しかし、工夫次第でお金をあまりかけずに学習を進めることも可能です。この記事では、私自身が実際に活用して効果を実感した「無料・低コストの学習リソース」についてご紹介します。
オンラインの無料教材はフル活用
まず最初に取り入れたのは、YouTubeや無料の学習サイトです。資格名で検索すると、想像以上に多くの解説動画が見つかります。独学ステーションというサイトでは、情報処理技術者試験、簿記、通関士などの資格の過去問をスマートフォンで学習できる仕組みが整っており、通勤中にサクッと解けるのが嬉しいポイントです。
また、YouTubeではわかりやすい解説を提供する個人チャンネルが多く、苦手な分野をピンポイントで補強するのに役立ちました。
図書館が思った以上に使える
実は、学生時代以来図書館を利用していなかったのですが、社会人になってから再び図書館の価値を実感しています。静かな環境で集中して学習できるのも大きな魅力です。休日利用することもあり、その費用は0円。まさにコストパフォーマンス抜群です。
無料で受験できる検定をステップにする
最初は「無料で受験できる資格なんてあるのだろうか」と疑問に思いましたが、調べてみると実際に存在することがわかりました。「Color Master色彩士検定4級」や「終活ガイド初級」など、オンラインで無料受験が可能な資格があります。私も色彩士検定を試しに受けてみました。難易度は高くありませんが、学習のリズムを作るには非常に効果的でした。
フリマアプリで安く教材を手に入れる
新品のテキストは高価です。通信講座向けの教材は2〜3万円に達することもあります。そこで私は、メルカリを活用しています。最新版かどうかだけ確認すれば、状態の良い教材が定価の半額以下で手に入ることも多いです。さらに、使い終わった教材を出品すれば、勉強費の一部を回収できるのも大きなメリットです。
社内制度を見逃さない
私の勤務先には「資格取得奨励金」制度があり、合格すれば受験料が全額補助されます。最初は知らなかったのですが、人事の案内でその制度に気づきました。また、会社によっては講座費用の補助や報奨金が支給されることもあるため、総務や人事に確認してみる価値があります。最初は「制度を利用するのは気が引ける」と感じていましたが、社内で活用している先輩が多いため、今では遠慮せずに利用しています。
働きながらでも、スキルアップはできる
費用をかけずに勉強する方法を模索する中で、私は「勉強はお金をかけた方がいい」という思い込みを捨てることができました。もちろん、必要な時には投資も大切ですが、まずは手持ちの時間と無料リソースを活用することで、自分に合った学び方が見えてくるはずです。これから資格取得を目指す皆さん、無理に高額な教材やスクールに頼る必要はありません。まずは身近な「無料」のリソースから始めてみてください。私もまだ道半ばですが、同じ志を持つ仲間として、この記事が少しでも参考になればうれしく思います。